アルプス電気株式会社の概要

アルプス電気株式会社は電子部品や音響機器の製造販売をしている、東証1部上場の大手企業である。アルプス電気株式会社のグループ企業には、東証2部上場のアルプス物流や東証1部上場のアルパインなどがある。アルパイン株式会社はカーナビゲーションやカーオーディオの大手メーカーである。アルプス電気株式会社は技術力が高くて、高性能の電気スイッチやプリンターなども製造している。
アルプス電気株式会社の開発、生産、販売拠点は国内外に85ヶ所あり、長岡工場や小出工場には磁気デバイス事業部がある。
アルプス電気は1963年にアメリカ合衆国に事務所を開いたのが最初の海外拠点である。翌年にはインドに合弁会社を設立した。1966年には西ドイツに事務所を開きヨーロッパ進出の足がかりとした。1970年には韓国で「韓国アルプス」を設立し1963年には中国に「アルプス中国」などを設立した。

アルプス電気のグループ会社ーアルプス物流

アルプス電気株式会社が発展するとともにグループ会社のアルプス物流も成長してきた。特にアルプス電気が中国に進出してからは、アルプス物流も中国の物流拠点を整えて飛躍的な発展を遂げた。それとともにアルプス物流の株価も高騰した。その後は、燃料の高騰の影響などを受けて収益がやや悪化したので、株価も低迷することになった。国内の物流関係はアルプス電気関係の電子部品を中心として堅調だが、国際物流は航空貨物が苦戦している。
今後のアルプス物流は中国を拠点として、タイなどの東南アジアに積極的に進出すると思われる。また、中国内では上海から大連までの定期便が営業を開始していて、沿岸部を通る長距離トラック網が香港まで開通した。中国では電子部品とともに車載関係の部品輸送を中心に展開していく模様だ。

アルプス電気の経営方針

アルプス電気株式会社の基本方針は「美しい電子部品お究める」ことである。この美しさというのは、外観だけではなくて、機能、省エネルギー、省資源といった観点も含んでいる。そしてアルプス電気は生産メーカーであるから、「ものづくり」によって社会貢献をしていくのがアルプス電気の社会責任だ、としている。
アルプス電気の社内体制は
「コンポーネント事業部」(スイッチ、タクトスイッチ、センサー、コネクタ)
「磁気デバイス事業部」(高精度磁気センサ、サーマルプリンタヘッド)
「通信デバイス事業部」(デジタル放送用TVチューナー、携帯電話用カメラモジュール)
「ベリフェラル事業部」(フォトプリンタ、ゲーム用コントローラ、タッチパネル)
「車載電装事業部」(インパネ用ユニット、キーレスエントリシステム)となっている。
従業員の人数は6000人を超える。単独の売上げ高は3000億円以上である。

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